治療開始時10歳4カ月の男の子で126.5cm、-1.9SDでした。
元々野菜嫌い・お肉好きで、5歳から身長は気にされていた様です。
現在治療して1年半ほど経ちますが、10-11歳の年間の平均成長率が+6cmに対して、126.5cmだった身長は140.6cm(+14.1cm)まで伸び、なんと1SD分伸びて平均線に追いついきました。
成長曲線でみると、治療の効果は一目瞭然ですね。
ご本人もお父様も、伸びを実感していて喜んでおられます。
治療開始時10歳4カ月の男の子で126.5cm、-1.9SDでした。
元々野菜嫌い・お肉好きで、5歳から身長は気にされていた様です。
現在治療して1年半ほど経ちますが、10-11歳の年間の平均成長率が+6cmに対して、126.5cmだった身長は140.6cm(+14.1cm)まで伸び、なんと1SD分伸びて平均線に追いついきました。
成長曲線でみると、治療の効果は一目瞭然ですね。
ご本人もお父様も、伸びを実感していて喜んでおられます。
「背を伸ばすサプリメント」
お子さんの身長でお悩みなら、インターネットや広告などで一度は目にしたことがあると思います。
ですがこのサプリメントたち、
医学的に身長を伸ばすという根拠はどこにもありません
大きく分けて2つのサプリメントがあります。
①カルシウムや鉄分・ビタミンを含んだサプリメント
②成長ホルモンの分泌を促すサプリメント
この二つについてお話します。
①カルシウムや鉄分・ビタミンDは成長にとって欠かせない栄養素です。
この栄養素が不足して低身長になっている場合は、補うことで正常の伸びに戻ってくれる可能性はあります。ですが過剰に摂ることで成長を促すものではありません。
②成長ホルモンの分泌を促すアミノ酸「アルギニン」のサプリメント。
このアミノ酸は確かに成長ホルモンの分泌を促進してくれます。
ですが促進する量を飲み薬で摂取するとすると、朝昼晩3食の食事を全てこのサプリメントに置き換えて摂取しても足りません。
詳しくは小児内分泌学会のHPにも記載がありますので、一度目を通してみてください。
→http://jspe.umin.jp/public/kenkai.html
実際、サプリメントを飲み続けていたけれど効果がなく、
当院を受診されたお子さんも沢山いらっしゃいます。
正しい情報を選んで、効果のある治療を受けて頂きたいです。医学的に効果が検証されているのは、当院で行っております成長ホルモン注射になります。
治療開始時9歳1か月の男の子, 124.7cm -1.2SDです。
両親が低身長のため子供の身長を心配され治療開始となりました。
治療開始して1年9か月ですが、9歳の平均成長率(同じ標準偏差・同期間)が+8.3cm程度に対して、124.7cmだった身長は138.5cm(+13.8m)まで伸びています。
成長曲線でみると、-1.0SDの線を離れる形で身長が伸びているのがわかりますね。
今後治療を続けることでどこまで伸びてくれるか楽しみですね☆彡
個人差もありますが、特に小学生低~中学年くらいからの治療開始をお勧めしております。
お子さんの低身長に悩んでいる方、気軽にご相談下さいね。
そんな質問を外来診療においてよく聞かれます。
結果から言うと、そんなことはありません。
もちろん個人差はありますが、
初潮を迎えてから成人身長までに平均で4-5cm伸びます。
とはいえ初潮を迎える前の時期は思春期で、ぐんぐん背が伸びる時期。
女の子も年間7cmを超えて伸びます。
ですが初潮をきっかけにこの急激な伸びが緩やかになり、伸びなくなったように感じるようです。
年間2-3cmという伸びになりますが、骨が大人として完成するまでゆっくりと成長は続きます。
女の子は男の子に比べて骨の完成が数年早く、低身長の治療は時間が限られてしまいます
手遅れになる前に、一度ご相談ください。
治療開始時8歳9か月の男の子, 124.7cm -0.9SDです。
身長について6歳から気にされており、食事も普通よりは食べる方で睡眠はとれているのに、なぜ低身長なのか不思議であり、また母家系が身長が大きくないとのことで、心配され受診されました。
治療開始してまだ6か月ですが、8歳の平均成長率(同じ標準偏差・同期間)が+2.5cm程度に対して、124.7cmだった身長は129.0cm(+4.3m)まで伸びています。
成長曲線でみると、-1.0SDの線を離れる形で身長が伸びているのがわかりますね。
今後治療を続けることでどこまで伸びてくれるか楽しみですね☆彡
個人差もありますが、特に小学生低~中学年くらいからの治療開始をお勧めしております。
お子さんの低身長に悩んでいる方、気軽にご相談下さいね。
皆さん、こんにちは。
小児低身長について来院されるお子さん・親御さんの中で、小児低身長の相談に来られる悩みや理由・背景には色々なものが挙げられます。
低身長のことで周囲にからかわれて本人が悩んでいる、親御さんが低身長のためお子様に遺伝しないか心配、スポーツや趣味を行う上で有利、更には職業的に身長制限がありその夢を叶えるために身長が必要など多種多様です。話をお聞きして初めて知ったことは、バレエや劇団の中などには身長の基準を設けており、海外のみならず国内でもそれを満たさないと入団も難しいということです。将来がかかっているので、親御さんだけでなく本人も必死で、相談や治療にも情熱・熱意を感じます。
ありがたいことに、関東圏内のみならず関西圏内や北海道・沖縄などからも治療のため当院へ足を運んで頂いてます。少しでもお役に立てるよう、頑張りますので、気軽にお越し頂ければと思います。
当院初診5歳1か月の男の子, 94.8cm -2.7SDです。
保険診療で治療できる可能性もあるため当院で負荷試験施行するも通過せず。その後自費治療で開始されました。
治療開始してちょうど2年ですが、5歳の平均成長率(同じ標準偏差・同期間)が+9cm程度に対して、96.2cmだった身長は111.6cm(+15.4m)まで伸びています。
成長曲線でみると、-2.5SDの線を乗り越え、-2.0SDの線に乗る形で身長が伸びているのがわかりますね。
今後治療を続けることでどこまで伸びてくれるか楽しみですね☆彡
個人差もありますが、特に小学生低~中学年くらいからの治療開始をお勧めしております。
お子さんの低身長に悩んでいる方、気軽にご相談下さいね。
新緑の季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
5月27日に小児低身長の説明会を当院外来にて開催致します。
低身長の定義に始まり
外来でどんな検査をするのかなどの治療の流れ
成長ホルモンの実際の治療方法までを
わかりやすくお話させて頂きます。
説明会のあとは、個別相談でお時間とっております。
身長を伸ばしたいお子さんやご両親のお力になれるよう、当クリニックが精一杯サポートさせて頂きます。
また毎月定期的に開催しておりますので、今月ご都合つかない方は来月以降ご来院頂ければと思います。ぜひお気軽にいらして下さい!
治療開始時11歳0か月の男の子, 130.5cm -1.8SDです。
身長は10歳から気になっており、小児科受診したが問題ないと言われ当院来院されました。
治療開始してちょうど1年ですが、11歳の平均成長率(同じ標準偏差・同期間)が+4.5cm程度に対して、130.5cmだった身長は138.6cm(+8.1m)まで伸びています。
成長曲線でみると、-2.0SDの線を離れる形で身長が伸びているのがわかりますね。
今後治療を続けることでどこまで伸びてくれるか楽しみですね☆彡
個人差もありますが、特に小学生低~中学年くらいからの治療開始をお勧めしております。
お子さんの低身長に悩んでいる方、気軽にご相談下さいね。
2023/5/12にお伝えした牛乳と身長の関係の続きについてお話したいと思います。
牛乳摂取が学童の体格に与える影響を調べた文献によると、牛乳摂取の期間:小学4年生から中学1年生の3年間で、1日当たりの牛乳摂取量500ml未満がA群、500ml以上がB群とすると、牛乳摂取量が多いB群で少ないA群に比べて有意に3年間の身長の伸びが大きかったという結果になりました。
ただし、この結果には身長の伸びに大きな影響を及ぼす性成熟度や、両親の身長などの情報は加味されてありません。
牛乳摂取以外の学童期の身長増進因子として、
・遺伝的要因
・性成熟度
・成長ホルモン分泌刺激(身体活動、運動、睡眠など)
・他の食品やエネルギー、栄養素との共存
・牛乳中に成長促進因子への量的依存
などが挙げられます。
身長に与える影響以外に10代頃に食事と運動で骨へのカルシウム蓄積を十分に増やしておくことが、成人期・高齢期の骨粗鬆症を予防する重要なポイントとなります。
未来の自分への貯金として、牛乳・乳製品などのカルシウムを意識しましょう。
西新宿整形外科クリニック 沼倉 裕堅 院長 Hirokata Numakura