悪性骨腫瘍
悪性骨腫瘍には、10歳代に発症しやすい骨肉腫に代表される原発性骨腫瘍と、肺癌や乳癌の骨への転移に代表される転移性骨腫瘍がありますが、悪性骨腫瘍全体では転移性骨腫瘍が大半を占めます。
特有な症状はありませんが、けがをしないのに痛みや腫れが出現し、長く続いたりすることが多いようです。骨がもろくなり、骨折して発見されることもあります。
原発性骨腫瘍は膝や股関節、肩などの近くに生じることが多いのですが、転移性骨腫瘍は脊椎にも高い頻度でみられます。
原因
原発性悪性骨腫瘍の多くは、未だ原因がはっきりと解明されていません。
転移性骨腫瘍は、原発性の悪性細胞が主として血液やリンパの流れを介して骨(骨髄)に運ばれること(転移)によって起こります。
悪性骨腫瘍について医師が解説
治療に関して、症例にもよりますが、強力な術前化学療法や放射線療法が導入されたことで、患肢温存手術が可能となってきております。