
初期症状は、動作を開始したときの痛み

整形外科でも始まっている再生医療

脂肪のパワーを利用して、変形性膝関節症を治療

PDF-FD療法のFDはFreeze Dry(フリーズドライ・凍結乾燥)の意味で、血液を遠心分離し作成したPRPをさらに凍結乾燥させることでつくる、次世代PRPの一種です。
通常のPRP治療と異なるのは、白血球などの生細胞が全く含まれていない事です。そのため注射直後の腫れを抑えつつ、従来のPRPと同様の抗炎症作用、疼痛抑制効果が期待できます。
近年では変形性膝関節症の新しい治療方法としても注目されています。変形性膝関節症とは、膝関節にある軟骨のすり減りにより特定の動作をした時に膝の違和感・痛みが生じる、中高年に多い疾患です。一度すり減った軟骨は元に戻ることはありません。
PDF-FD療法を用いた変形性膝関節症の治療では、自身の細胞が持つ修復機能を利用して自己治癒力を高めることで痛みの原因を取り除き、症状の改善を目指します。
PDF-FD療法は採血後、PDF-FDが作製されるまでの期間が3週間と長く、注入するまでに2度の通院が必要ですが、その分効果の持続期間も長くなっています。
一般的に、PDF-FD療法の効果の持続期間は約6〜24か月です。従来の治療法であるヒアルロン酸を使った保存治療では持続時間が約1週間であったことを考えると、いかに長く効果が続くかが分かります。
「PDF-FD療法はこんな方におすすめ」でも触れたように、PDF-FD療法で使用するPDF-FDは自身の血液をもとに生成されます。このため拒否反応や感染症のリスクが低いことも特徴の1つです。リスクに対する不安が少なく、安心して治療を進められます。
一般的に、保険診療で治療が可能なヒアルロン酸注入は、痛みを和らげる治療です。
それに対して再生医療は、ご自身の細胞を利用して、人間が本来持っている自己治癒力を高める方法で、痛みの原因に直接アプローチできる治療です。
保存療法 (痛みを和らげる治療) | 再生医療 (痛みの原因を取り除く治療) | ||
---|---|---|---|
ヒアルロン酸治療 | PDF-FD | PRP | |
特徴 |
|
|
|
効果的な投与回数 | 週1回程度 | 1回 | 1回 |
効果の持続時間 | 約1週間 | 約6~24ヵ月 | 約6~24ヵ月 |
制作時間 | 無し | 採血から約3週間 | 約1時間 |
成長因子量 | 無し | 非常に多い | 多い |
炎症抑制成分 | 無し | 多い | 非常に多い |
![]() |
PDF-FD療法では、はじめに医師による診察・カウンセリングを受けていただきます。診察・カウンセリングでは、PDF-FD療法の適正があるかどうかを医師が判断いたします。
お悩みやご要望がある場合は伺いますので、お気軽にご相談ください。
PDF-FD療法の適正があると判断された患者様には、続いて採血を行います。採取した血液はクリニック外の加工施設で染症検査や無菌検査が実施されます。
検査で問題が検出されなかった血液は、加工施設にて遠心分離をして成長因子を抽出、PDF-FDへと加工されます。
加工施設にて加工されたPDF-FDを患部へと注入いたします。
当院は第二種再生医療等計画を厚生労働省に提出し、受理されたクリニックです。安全でクリーンな環境で再生医療を提供できる体制が整っているので、安心してお任せください。
PDF-FD治療は保険適用外の自由診療です。
当院では一括でのお支払いに加え、分割ローンでのお支払いも可能です。一括でのお支払いが難しい方はぜひご活用ください。
1回
128,000円
※税込・診察料込
当院では患者様の疑問点、ご不明点を解消するために、医師によるカウンセリングを行っております。
あなたのお悩みやご要望に、専門の医師がお答えいたします。お気軽にご予約ください。
※ドメイン指定受信を設定されている方は、下記ドメインを受信できるよう設定を行って下さい。
@sbc.or.jp
以下の既往歴がある方、以下の薬剤使用中の方、高齢(70歳を越える)の方、
妊娠・授乳中である方は、処置や手術をお断りすることがあります。あらかじめ、ご了承ください。
◎既往歴高血圧、糖尿病、喘息、てんかん、高度肥満(BMI30以上)、心臓病、アトピー、脳疾患、精神科疾患、膠原病、呼吸器疾患、腎機能障害、肝機能障害、血液疾患
◎薬剤使用中ステロイド、免疫抑制剤、抗凝固剤・抗血小板剤など(血液をサラサラにする薬)
※すべて必須となっております。必ずご記入下さい。