アルギニンは筋肉の分解を抑制する働きがあると言われています
食べ物でエネルギーを補給しますが不足すると体から供給しようと働きます。すると筋肉が減り、体が動かしにくくなる場合がありますが、アルギニンは筋肉の消費を防ぎ強くする働きがあると言われています。
そのため毎日の食事でアルギニンを取るだけでなく、間食でも摂取ができるよう心がけましょう。そしてエネルギーをはじめ、さまざまな栄養素を取ることのできるメニューにし子供の筋肉など体の成長に役立てます。
また筋肉を強くするには筋トレもありますが、成長期の子供は自重を超えないようにし全身運動を積極的に行いましょう。
目次
筋肉をエネルギーにすることを防ぎ、強化に役立てます
体を動かすために必要なエネルギーは食べ物から消費されますが、不足すると体からエネルギーを得ようとするため、脂肪や筋肉が使われます。しかし脂肪の方が先に消費されますが、食べ物からのエネルギーが不足する状態が続くと脂肪でも補いきれなくなり、筋肉が使われるようになるのです。
もし筋肉がエネルギーとして消費されると体を動かしにくくなってしまい、成長期の子供の活動を妨げる可能性があるでしょう。
したがってアルギニンをとって筋肉の減少を防いで強くしつつ、エネルギー不足にならないような栄養補給を心がけましょう。
アルギニンだけを摂取していても筋肉を強くするとは言い切れず、そのためにはあらゆる栄養素が必要です。たとえば体内でアルギニンをつくる働きを促進するにはビタミンB6が必要で、アルギニンを増やすためにはシトルリンを使います。
そして活動的な成長期の子供には十分なエネルギーの補給も行って、筋肉が消費されることを防ぎましょう。また成長ホルモンの分泌がスムーズになるためには、その他のさまざまな栄養素も摂取が欠かせません。
1日3回の食事だけでなく補食としての間食も用意しましょう
食事や間食を子供の好みに任せていると十分取れていないこともあります。そのためあらゆる栄養素をバランス良くとるためには、使う食材の数を増やしましょう。
その中でアルギニンを豊富に含む食材もあらゆるものを取り入れることがおすすめです。それから1日3回の食事に限らずおやつとして出している間食も栄養のある、成長に役立つ内容にしましょう。
アルギニンの摂取を目指したメニューにはたとえば、ツナを具にしたおにぎり・鶏胸肉や鶏ささみのから揚げ・肉まん・枝豆・豆乳などがあります。
おやつと言えば甘い物やスナック菓子を選びがちですが、栄養を考えたメニューに切り替えるとアルギニンなどの栄養摂取の機会が増え、筋肉強化にも役立ちます。
食材の数を増やしても食べる量が少ないこの場合、十分なエネルギーを補いきれない可能性があります。その場合は食事を小分けにして回数を増やす方法がおすすめで、食べられる量ずつ補給すれば消化の負担も軽くなるでしょう。
また日中に外で遊ぶなど体を動かしておくとエネルギーを消費してお腹がすきやすく、筋肉強化の刺激にもしやすくなります。
子供の場合負荷の大きい筋トレは避けましょう
筋肉を増やしたい時に筋トレは方法のひとつですが、成長期の子供の場合は内容に気をつけましょう。筋トレでイメージする運動には、腹筋・背筋・スクワットなどがあるでしょう。
しかしこのような運動を適度な回数や負荷で行う場合は子供の筋力アップにも役立つため、行ってもかまいません。
たとえばウェイトリフティングは自分の体重を超えた負荷が体にかかります。
そのためまだ柔らかい成長期の子供の骨にとっては大きな負担になってしまうのです。またうさぎ跳びのような関節を酷使する運動も一部分に大きな負担をかけるため、故障の原因になることがあります。
成長期の子供の筋肉を強くしつつ身長を伸ばす妨げにならないようにするには、自分の体重までの負荷にとどめることです。そして筋トレはほどほどにし、バスケットボール・ダンス・なわとびなど全身を使った運動を積極的にしましょう。
また外遊びも全身運動には適しており、子供が自由に遊ぶことでストレスもかかりにくいことからふさわしい運動と言えます。
(まとめ)アルギニンを取ると筋肉が強くなるの?
アルギニンは筋肉をエネルギーにして消費することを防ぐと言われています。アルギニンは食事だけでなく間食からも取れるようなメニューを選びましょう。
筋肉を増やすには筋トレもその方法ですが、成長期の子供は全身運動を優先しましょう。
体を動かすエネルギーは食事で補いますが、不足すると体内の脂肪や筋肉が使われます。その時アルギニンは筋肉がエネルギーになることを防ぐ働きがあると言われます。
しかしアルギニンだけで筋肉強化は難しく、さまざまな栄養素を取ることが必要です。
ツナを使ったおにぎりや鶏肉のから揚げなどアルギニンを含む食材で間食もメニューを用意しましょう。
食の細い子は1回の量を少なめにして、その分回数を多くしてエネルギー補給の機会をつくり、筋肉減少を防ぎます。
筋トレを成長期の子供がする場合は、過度な負荷や回数にならないようにしましょう。ポイントは自重までの負荷にすることで、適度に行いそれよりも全身運動がおすすめです。
たとえばバスケットボールやなわとびなどがあり、外遊びも全身運動として適しています。