アルギニンは成長ホルモンの分泌を促す効果が期待できます
アルギニンは条件付き必須アミノ酸のひとつで、成長ホルモンの分泌を促す効果があると言われています。そのため身長を伸ばしたいと考えるお子さんにもおすすめできる栄養素と言えるでしょう。
アルギニンは鶏もも肉などから摂取できます。サプリメントなどではなく、日々の食生活から意識的に取り入れるよう心がけてみましょう。
もし食生活を改善しても身長の伸びが気になるという場合は、専門医にかかることも検討してみてください。
目次
アルギニンには成長ホルモンの分泌を促進する働きがあります
アルギニンを摂取すると、成長ホルモンの分泌を促進する効果が期待できます。成長ホルモンは子供の成長を促進するためのホルモンであるだけでなく、大人の疲労回復や免疫機能の向上、皮膚の保湿効果なども期待されており、老若男女問わず摂取したい栄養素です。
成長ホルモンは私たちが寝ている間に盛んに分泌されるものであるため、健康状態を維持するためには良質の睡眠を確保することが重要です。
そのため日中に適度に身体を動かすことや、入浴して身体を温めリラックスすることなどが推奨されています。
その上でアルギニンを摂取することによって、より効率よく身体の調子やホルモンバランスを整えることが可能となるのです。アルギニンは非必須アミノ酸であることから、体内で合成することが可能とされています。
ただ体内での合成量が不足しがちであるため、「準必須アミノ酸」とか「条件付き必須アミノ酸」などと言われるケースもあります。そのため日頃から積極的にアルギニンを摂取することが重要という訳なのです。
子供の成長にアルギニンは必要不可欠です
子供の成長にとって、アルギニンは欠かすことのできない栄養素の1つです。アルギニンは非必須アミノ酸に分類されるアミノ酸であり、体内での合成が可能とされています。
ただ成長期の子供の場合、必要なだけのアルギニンを合成することができません。そのため成長期の子供に関しては、アルギニンは必須アミノ酸に分類されているのです。
子供にとって1日に必要なアルギニンはおよそ4000mgとされています。アルギニンを多く含む代表的な食品が大豆ですが、大豆だけで必要量のアルギニンを摂取しようとすると、納豆の場合10パックは食べなくてはなりません。
効率よくアルギニンを摂取したいのであれば、鶏のもも肉などがおすすめです。鶏のもも肉には100g当たり1500mgのアルギニンが含まれているとされます。
そのため鶏のもも肉を250g摂取すると、アルギニンを3750mg摂れる計算となります。鶏のから揚げなど、量をたくさん食べやすい料理などにして、日々の生活に取り入れることがおすすめです。
また1日3食だけでなく間食などでも、身長に効果的なおかずを作ってあげるとよいでしょう。スナック菓子の代わりに、たんぱく質やアルギニンを含んだ料理を食べる習慣がつけば、不足なく栄養も取り入れやすいです。
普段の食生活から自然に摂り入れることが大切です
アルギニンの摂取を考えた時、サプリメントの利用を考える方もいらっしゃるでしょう。しかしアルギニンやカルシウムなどを含んだサプリメントでは、偏った栄養素しか摂取することができず、身長の伸びにも直接貢献できるものとは考えにくいです。
また栄養素の過剰摂取となった場合、ケースによっては健康問題に発展する場合もありますから、注意が必要でしょう。アルギニンの摂取を考えるのであれば、バランスの取れた食生活に組み込む形がおすすめです。
もし食生活や、睡眠・運動にも問題がなく身長が伸び悩んでいる場合は、一度専門医を受診してみるのもよいでしょう。場合によっては、低身長症などに診断される場合もあります。
その場合は、成長ホルモンを直接投与する成長ホルモン治療を利用することで、状況の改善を図ることができるでしょう。
カウンセリングなどで気軽に尋ねることができますから、まずは話を聞くところから始めてみるのも大切です。
(まとめ)アルギニンで成長ホルモンの分泌は促進できる?
アルギニンには、成長ホルモンの分泌を促進する効果が期待されており、成長期の子供にもおすすめの栄養素です。
1日3食の中で意識的に取り入れるように心がけてみましょう。
アルギニンには成長ホルモンの分泌を促進する働きがあります。
成長ホルモンには子供の成長を促進する働きのほか、大人にとっても疲労回復や免疫力の向上など、欠かすことのできないアミノ酸の一種となっています。
子供の成長にとってアルギニンは欠かすことのできない栄養素です。子供は十分量のアルギニンを合成できないため、食品からアルギニンを摂取することが重要です。
その際におすすめの食品が鶏のもも肉です。
アルギニンを摂取する場合、サプリメントを利用した摂取は栄養に偏りが出てしまうこともあり、おすすめができません。
もし日々の生活に気を配っていてもなお身長の伸びに悩みがあるという場合は、専門医の受診も視野に入れてみましょう。