アルギニンの副作用は下痢や腹痛です
アルギニンの摂取で起きる可能性のある副作用は、下痢や腹痛であると言われています。
その他にも胃痛が起きたり、腎臓や肝臓への負担がかかったりする可能性があることが指摘されているのです。
こういった副作用は普段の食事から引き起こされることはまずなく、サプリメントの服用によって副作用が表れると考えられます。
1日に20g以上のアルギニンを摂取すると副作用が起こるとされていますが、20gを超えるには大量の食事をしなければならず非現実的です。
サプリメントは手軽に摂取できるのが魅力ですが過剰摂取を起こしやすく、また身長が伸びるサプリメントも存在しません。
目次
子供の身長を伸ばすには成長ホルモンが必要です
子供の身長を伸ばすためにはアルギニンだけを中心に考えていても、身長を伸ばすことは難しいでしょう。身長を伸ばしていくには、成長ホルモンが正常に分泌されることが大切です。
人間の体内には100種類以上のホルモンが存在すると言われていますが、各ホルモンがそれぞれの働きを正常に行うことで身体の機能を保っています。
成長ホルモンは数多くあるホルモンの中の一つであり、身長の伸びに関わるホルモンとして知られています。脳の下垂体から分泌された成長ホルモンは血流に乗って、身体中に運ばれていくのです。
肝臓などの身体の組織は成長ホルモンに反応して、インスリン様成長因子(IGF-1)という物質を作ります。このインスリン様成長因子が骨の成長の中心となる細胞を刺激し、細胞分裂を起こして骨を伸ばすことで身長を伸ばしていきます。
以上の流れが成長ホルモンの分泌によって子供の身長が伸びる仕組みですが、なんらかの原因によって分泌に支障が起きると、子供の身長は伸びづらくなるでしょう。
成長ホルモンが分泌される仕組みについて知りましょう
子供の身長を伸ばすために、成長ホルモンは重要なものになります。
成長ホルモンが分泌される仕組みについての知識を得て、子供の身長を伸ばすための取り組みに生かしましょう。
骨が伸びることによって子供の身長は伸びていきますが、子供自身に体力がないと骨が伸びる力をうまく生かすことができません。
筋肉や血液、臓器などの身体の組織がしっかりと作られていることで、骨が伸びる力を身長の伸びにつなげることができるようになります。
子供に栄養バランスのよい食事が大切だと言われるのは、このような理由からです。
タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、炭水化物などの栄養素が身長が伸びやすくなる身体作りには有効です。
成長ホルモンの分泌を促すには、睡眠や運動の重要性も指摘されています。
睡眠中に訪れる深い眠りの際に成長ホルモンの分泌がピークを迎えることがわかっており、深く良く眠ることで子供の身長が伸びる助けとなるでしょう。
運動については激しい運動ではなく、適度な運動を継続的に行うことによって成長ホルモンの分泌が促され、血流の改善にもつながります。
血流が良くなれば食事から得た栄養素が身体中に行き渡りやすくなり、身長が伸びやすくなるために効果的です。
成長ホルモン治療は子供の身長を伸ばすのに有効です
専門のクリニックでは子供の身長を伸ばすことを目的として、成長ホルモン治療を行っています。
成長ホルモン治療を始めると最初の1年にもっとも身長の伸びが見られ、治療をする前の2~4倍もの成長速度で身長が伸びていきます。
成長速度のスピードは次第に緩やかになっていきますが、身長が伸びたという効果を実感することができるでしょう。
成長ホルモンもアルギニンのように副作用が起こる可能性がありますが、重篤な症状に至るケースはほとんどないと考えられています。
頭痛や発疹が見られることはありますが、いずれも一時的なものです。
成長ホルモン治療を受けるには、まずは専門のクリニックを訪れて説明を聞いてみましょう。
治療を早く始めることで、成長の遅れを取り戻しやすくなります。
(まとめ)アルギニンで副作用が起きることがある?
アルギニンの副作用には下痢や胃痛がありますが、これらはサプリメントの過剰摂取によって引き起こされると考えられます。飲めば身長が伸びるサプリメントは存在しないので、普段の食事から必要な栄養素を摂る意識を持つことが大切です。
子供の身長を伸ばしたいのであればアルギニンの摂取だけに頼らず、成長ホルモンの分泌を正常に促すことが重要になります。なんらかの原因によって成長ホルモンの分泌がうまくいかないと、子供の身長は伸びづらくなります。
アルギニンや成長ホルモンの存在だけでは、身長が伸びやすい体質になることは難しいです。骨が伸びる力に対応できる体力をつけるためにも、栄養バランスのよい食事は不可欠になります。
また睡眠や運動も成長ホルモンの分泌を促進します。
専門のクリニックで行っている成長ホルモン治療は、子供の身長を伸ばすのに有効な治療法です。副作用も一時的なものに過ぎず、安全性の高い治療法として知られています。
成長ホルモン治療は早い段階で治療を受けることが望ましいとされています。