亜鉛はサプリで取るよりも毎日の食事から子供に取らせた方がよいでしょう
不足しがちな亜鉛ですが食品から取ることがおすすめで、サプリを積極的に使うことは控えた方がよいでしょう。
合わせてタンパク質も十分取ることで、体内でのタンパク質合成が進み身長の伸び方に役立ちます。
サプリを使う場合、取りすぎると吐き気やおう吐などの症状が出ることもあるため摂取量の目安を守るようにします。
もし亜鉛とタンパク質をしっかり取っていても子供の身長の伸び方が心配であれば、専門医療機関で診察を受けてみましょう。
亜鉛の豊富な食品を日々の食事で取りましょう
亜鉛は子供の成長に欠かせないミネラルの一種で、サプリを利用し積極的に取る必要はありませんが、適度に毎日の食事から取るようにしましょう。
亜鉛はホルモンなどの元になるタンパク質や遺伝子をつくるための酵素に必要なミネラルで、骨の成長にも関わるものです。
それだけではなく亜鉛が不足すると味覚障害になる恐れがあり、味がわかりにくくなれば食欲が落ちる原因にもなります。
成長期の子供にとって食べ物による栄養補給は大切なので、食欲が十分あることは大切です。
亜鉛を多く含む食品には、カキ・和牛もも肉・豚レバーなどがあげられますが、普段からあまり摂る機会のない食べ物もあります。
そのためメニューに使いやすい身近な食品をバランス良く取ると便利で、その食品には豚もも肉・納豆・ホタテ貝・アーモンド・高野豆腐・鶏ささみがおすすめです。
せっかく取った亜鉛も食品添加物のために体外へ排出されてしまいやすいことから、添加物を多く取らないメニューも心がけましょう。
サプリメントは使い方に注意が必要です
子供の成長のため、亜鉛不足にならないようにするあまり、本当に不足しているかわからないままサプリを飲ませることは避けた方が安心です。
亜鉛のサプリも販売されていますが、サプリに頼ってしまうと摂りすぎになる恐れがあります。
すると、吐き気・おう吐・腹痛・下痢・低血圧などの症状が現れる場合もあるものの風邪などの体調不良と症状が似ていることから、気づかれないことも少なくありません。
亜鉛は摂れば摂っただけでよい成分ではないため、食事から適度に摂る量にとどめておくことがおすすめです。
亜鉛の摂取量の目安は1日あたり15mgと米国ではいわれており、育ち盛りの子供はこの量を下回らないようにしますが、摂りすぎには注意が必要です。
ちなみに日本人の平均摂取量は1日あたり9mgといわれるため、残りの6mgを亜鉛の豊富な食品をプラスすることで補いましょう。
亜鉛だけでなくタンパク質の十分な摂取も必要です
成長期の子供の背を高くするためには、亜鉛だけでなくしっかりタンパク質を取ることが必要で、両方をきちんと取ることで十分な成長が期待できます。
子供の成長にタンパク質が欠かせない理由は、骨を伸ばす時にあり、骨の軟骨細胞が増えることで長くなります。
そして石灰化して硬い骨となることを繰り返して身長を伸ばしていくのです。
体内でタンパク質をつくるために必要な亜鉛ですが、タンパク質がなければ合成することはできないため、毎日十分取るようにしましょう。
タンパク質も食事で摂ることがおすすめですが、より多く摂らせようとサプリを利用する人もいますが、タンパク質を摂りすぎると内臓に負担がかかったり太りすぎたりする心配があります。
そのため摂りすぎやすいサプリを利用するより、食べ物から摂る方が安心だといえます。
亜鉛もタンパク質も不足していないバランスのよい食事を取っていても、なかなか子供の身長が伸びなければ専門機関へ早めに出かけてみましょう。
身長の伸び方について専門医と相談すれば、子供の身長を伸ばすためのアドバイスや施術の方法を紹介されます。
(まとめ)子供に亜鉛をサプリで摂らせてもいいの?
子供の成長のために亜鉛を補う時はサプリよりも食品から摂った方が安心です。
サプリで亜鉛を取ると場合によって取りすぎになることもあるため注意が必要で、もし亜鉛とタンパク質をきちんと取っていても背が伸びなければ専門医に相談しましょう。
子供の身長が伸びるにはタンパク質合成に関わる亜鉛も必要ですが、サプリに頼らず食品から摂れば十分でしょう。
身近な食品で亜鉛を多く含むものを毎日の食事に取り入れて上手に摂りましょう。
亜鉛不足を心配して足りているにも関わらずサプリを子供に飲ませることは控えましょう。
亜鉛の摂りすぎで吐き気やおう吐などの症状が現れることがあり、1日あたりの摂取量を目安に大きくこえないことです。
子供の身長を伸ばすためには、体内でタンパク質を合成する必要があり亜鉛だけでなくタンパク質も十分取ることが必要です。
しかし、それでも身長があまり伸びてこず心配がある時は専門医療機関で診てもらいましょう。