成長ホルモンが増えることで代謝が活発になり、ダイエットしやすい体になるといわれています


成長ホルモンは体の代謝を活発にすることで、脂肪が燃焼しやすい体を作るといわれています。
成長ホルモンは、加齢とともに分泌量が減ると考えられています。
同じ生活をしているはずなのに太ったという人は、代謝が落ちているからかもしれません。

成長ホルモンの分泌を増加させるには、良質な睡眠で体内時計を整えるといいでしょう。

成長ホルモンと肥満には関係があると考えられています

成長ホルモンは寝ている間に分泌されるホルモンです。
睡眠の間に体は休息をとっているだけではありません。

人間は寝ている間に成長ホルモンの分泌をおこない、さらにカロリーを消費しています。
睡眠中も汗をかき、呼吸する以上、体は機能し続けているのです。

睡眠をとっている間は、成長ホルモンが刺激されて脂肪が分解されるといわれています。個人差はありますが、しっかり眠ると1日で300キロカロリー程度を消費するとも考えられているのです。

反対にいえば、睡眠が足りないと、このカロリー消費が減ってしまうかもしれません。
さらに寝る時間が遅くなることで分泌が増えるグレリンは、食用中枢を刺激するため、食欲を増大させるといわれています。

寝不足で、深夜に食べ過ぎてしまうという人はホルモン分泌に原因がないか探ってみましょう。
睡眠の質を上げることで、成長ホルモンの分泌を増やし、睡眠時のカロリー消費を促進する効果があると考えられています。

成長ホルモンは、別名痩せホルモンともいわれて、代謝を促進します。
成長ホルモンの分泌を増やすことは、脂肪が燃焼しやすい体づくりにつながるのです。

成長ホルモンは加齢とともに分泌量が減少するといわれています


成長ホルモンという言葉から、成長期を過ぎた大人には必要ないものと考えてしまうかもしれません。
しかし、成長ホルモンは大人にとっても大切な役割を果たしています。

成長ホルモンには傷ついた細胞を修復する役割があり、仕事で疲れた体やケガした体を回復させてくれます。病気への抵抗性や免疫力を保つのも成長ホルモンの役割です。

寝不足や疲労困憊のときに風邪を引いた経験はないでしょうか。
これも成長ホルモンの分泌が減ったことに起因している部分もあると考えられます。
成長ホルモンの放出量は一生を通じて一定ではありません。

成長ホルモンの分泌量は13~17歳でピークになり、減少に転じます。
25歳を過ぎると急激に低下して、30歳以降は25パーセントずつ減るともいわれています。

成長ホルモンは代謝を促進するため、減少することで内臓脂肪が増えてしまうともいわれています。
運動量や食事量は変わっていないのに太ったという人は、加齢によって成長ホルモンの分泌が減っているのかもしれません。

運動や睡眠、生活習慣を見直して成長ホルモンの分泌を促すように努めましょう。

ダイエット効果が高い睡眠を意識することが大切です

ダイエット効果が高い睡眠とは、十分にホルモンが分泌される睡眠です。そのためには、ホルモン分泌が活発な時間帯に寝ることを意識しましょう。
ホルモン分泌が盛んな時間は22時から翌3時と考えられています。

さらに、成長ホルモンが分泌されるのは、眠りが深いノンレム睡眠のときです。
ノンレム睡眠になるには、寝始めて3時間程度は必要だといわれています。
ホルモン分泌が盛んな時間帯を意識して7時間程度は睡眠をとるようにしましょう。

朝起きたときはすぐにカーテンを開けて太陽の光を浴びてください。
太陽の光を浴びると自然に目が覚めるはずです。

これは光を浴びることで成長ホルモンの分泌が止まるからだと考えられています。
一度成長ホルモンの分泌が止まると、次に分泌が始まるのは約15時間後です。

このサイクルを保つことで、安定して成長ホルモンが分泌されるようになるといわれています。
朝起きる時間を一定にして体内時計を整えることで、寝つきが良くなって十分なノンレム睡眠をとれるようになるでしょう。

良質な睡眠は痩せやすくなる体づくりや美肌には欠かせません。
手軽に始められるため今日からでもチャレンジしてみましょう。

(まとめ)成長ホルモンを増やすことでダイエットできるの?

1.成長ホルモンが増えることで代謝が活発になり、ダイエットしやすい体になるといわれています

成長ホルモンが減少することで、代謝が下がり脂肪を溜め込みやすくなるといわれています。痩せやすい体を作るには成長ホルモンの働きが欠かせません。
良質な睡眠で体内時計を整えて成長ホルモンの分泌を促進しましょう。

2.成長ホルモンと肥満には関係があると考えられています

成長ホルモンは代謝を司るホルモンです。脂肪を燃焼させやすい体を作るためには、成長ホルモンの働きが欠かせません。
就寝中は成長ホルモンが分泌されてカロリー消費も進むため、睡眠を利用して痩せやすい体を目指すことができると考えられています。

3.成長ホルモンは加齢とともに分泌量が減少するといわれています

成長ホルモンは体の修復や免疫力維持のために重要な役割を果たしています。しかし、成長ホルモンの分泌量は13~17歳をピークに減少に転じます。
体の不調や、内臓脂肪の増加は成長ホルモンの減少が原因かもしれません。

4.ダイエット効果が高い睡眠を意識することが大切です

ホルモン分泌は夜の22時から翌2時に活発になるといわれています。成長ホルモンを増やすためには、この時間に良質な睡眠をとりましょう。
分泌が止まってから15時間後に分泌が始まるといわれています。朝起きたら太陽を浴びて、体内時計を整えましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
沼倉 裕堅 医師
ぬまくら ひろかた/Hirokata Numakura
経歴
東北大学医学部医学科 卒
湘南藤沢徳洲会病院 内科・救急科・整形外科
いわき市医療センター 整形外科
竹田綜合病院 整形外科
山形市立病院済生館 整形外科
Mahidol Univ. Ramathibodi hospital 整形外科(タイ)
いしがみ整形外科クリニック
西新宿整形外科クリニック

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 沼倉 裕堅 医師