成長期の股関節の痛みは翌朝に治まっていれば様子を見ましょう
成長期の子供が股関節の痛みを訴える時、その原因は未熟な体にあります。このような痛みは、活動量に対して、体が追い付いていないために生じます。
痛みがあればムリに動きすぎないで安静にしてみましょう。一晩経って、翌朝治まっていればとくに問題はないです。
股関節の痛みが出ないようにするためには、睡眠時間を十分取って疲労回復を図りましょう。質の高い睡眠にすることは疲労回復に役立つので、寝る前のリラックスタイムやストレッチなどもおすすめです。
目次
活動量に体が追い付いていないと股関節痛が出ることもあります
成長期は身長が伸び体が大きくなって活動量も増えますが、体は成長途中のために負担が大きすぎることもあります。股関節に痛みが出るケースは、体の活動量に対して成長が見合っていないために起こります。
この股関節に起きる痛みはいわゆる成長痛で、翌日になり治まっていてまた元気に活動しているようならとくに問題はありません。
成長期の子供の体は全身の骨が伸びており、とくに下肢は大きく成長することから股関節をはじめとした足に成長痛を感じることが多くなっています。
具体的な痛みの出やすい部位としては、股関節・膝の裏・足首・太ももなどさまざまです。
成長期の子供の骨が伸びるとそれに合わせて周りの筋肉が引っ張られますが、筋肉がうまく伸びないと伸びた骨の部分が圧迫されて痛みになることがあります。
そのため筋肉の柔軟性を日頃から高めておくこともひとつの方法で、温めたり入浴後にほぐしたりしてみましょう。
股関節が痛い時は安静にしムリに動きすぎないことです
体が活動量に追いつけていないため、疲労が蓄積しやすく、それでもよく休んでいなければ痛みが増す可能性もあります。将来的に障害として痛みが残ることも考えられるので、股関節が痛くなった時はムリに活動せず安静にしましょう。
少しでも良くなると動きたくなりますが、また痛くなったらきちんと休むようにすることを心得て活動することが大切です。
疲労回復には夜間に質の高い睡眠を取ることがおすすめです。
成長期の子供の睡眠時間としては、9時間半から10時間は確保しておきましょう。とくに股関節が痛いなど痛みを訴える時は、さらに睡眠時間をプラスしてよく休ませることです。
兄弟が増えた、引っ越しをしたなどのように、生活で大きな変化があった時にも股関節の痛みを訴えることがあります。これは精神的な不安定さからくるもので、気持ちを落ち着かせ安心させてあげると痛みが改善します。
とくに年齢の低い子供に多いことですが、思春期も心が不安定になりやすく、落ち着ける環境づくりも痛みを改善する方法です。
股関節痛がひどくならないよう、睡眠の質を高めましょう
疲労回復を高めるためには、睡眠の質を上げる方法があり、股関節の痛みが出た時だけでなく日頃から実践しておきましょう。
・入浴してすぐ寝ない
入浴し体温が高い状態ではなかなか眠くならないため、体温がある程度落ち着くまではベッドに入らないでゆったりと過ごします。
体温を下げることで眠くなってくるため、入浴して体温を上げることは効果的です。
・テレビを見ない
テレビだけでなくパソコンやスマホ、ゲーム機などは強い光を出しているため、その光を見ると視神経が刺激されて興奮し目が覚めてしまいます。
したがって入浴後の時間を過ごす時は強い光を出す画面を見ることはせず、音楽を聴くなどして落ち着いた時間にしましょう。
・寝る前に食べない
リラックスタイムで食べ物は口にせず、飲み物だけにしておきましょう。
食べ物がお腹に残っていると消化しなくてはならないので、ぐっすり眠ることが難しくなります。
その日運動ができていないようなら、寝る前の時間でストレッチをしましょう。
睡眠の質アップだけでなく、筋肉の柔軟性を高めることにも役立つので股関節の痛み緩和対策にもなります。
(まとめ)成長期の股関節の痛みはどう対処するの?
成長期に股関節が痛い時、活動量に体が追い付けていないためムリせずよく休みましょう。そのためには睡眠時間を長めに取ることがおすすめで、質を高めるための工夫も行うと改善に役立ちます。
成長期の子供の体は活動量に対して体が対応できていない場合もあり、すると股関節が痛くなることがあります。しかし翌日に痛みが治まっていればとくに問題ありません。
股関節以外にも成長痛は起きますが、筋肉を柔らかくすることも改善方法になります。
成長期の子供は疲労が蓄積すると痛みになる可能性があるため、よく眠り、疲労回復に努めましょう。とくに痛みが出ているような時は睡眠時間を長めにします。
精神的に不安定な時も股関節に痛みが出やすいので、安心できる環境づくりもひとつの方法です。
睡眠の質を上げて股関節の痛みを改善するには、寝る前にリラックスできる時間を作ることです。そして入浴後体温が下がり眠くなるまでテレビ等を見ず、ストレッチするなどして過ごしましょう。