体幹トレーニングを続けると身長が伸びないということはありません
身長が伸びるには、骨端線に刺激が加わることが効果的だと考えられています。
そのため、体幹トレーニングを続けることで身長が伸びない可能性は少ないと捉えて良いでしょう。
むしろ、適度に身体を動かすことは身長を伸ばすために必要なことだとされています。
とはいえオーバーワークになってしまうと身体に負担がかかり、成長の妨げになる可能性がないとは言い切れません。
楽しみながら運動をするための身体作りを目的として、体幹トレーニングを続けていくことをおすすめします。
目次
体幹トレーニングでインナーマッスルを鍛えることで発育が促進されると言われています
体幹トレーニングとはお腹や背中などのインナーマッスルと呼ばれる身体の内側を鍛えるトレーニングです。
体幹の筋力が弱いと背骨や内臓を支えづらくなるため、姿勢が悪くなったり、内臓の機能が低下したりと、子どもの発育に影響が出てしまい、身長が伸びないと考えられます。
体幹を鍛えることは運動能力が向上するきっかけになります。
体幹の力強い動きにより手足が機敏に動かせるようになるので、常にバランスの安定した身体の状態に保つことができます。
ほぼ全てのスポーツ選手が何からの体幹トレーニングを取り入れていると言われており、子どもの頃から体幹を鍛えることは健やかな身体の土台作りとなります。
お子さんの年齢が低いうちは、遊び感覚で楽しみながら続けられる体幹トレーニングが良いでしょう。
体幹トレーニングは子どもの身体の基礎を作り上げ、身長を伸ばすために必要な力を高めることに繋がります。
楽しみながら体幹を鍛えるにはバランスボールがおすすめです
体幹トレーニングと呼ばれるものは数多くありますが、子どもの年齢を問わず取り組みやすいのがバランスボールです。
特に年齢がまだ低いうちは、遊び感覚で楽しみながら続けられるバランスボールは最適なトレーニングだと言えます。
体幹トレーニングを始める前にまず大切なのは、身体に合ったバランスボールを選ぶことです。
ボールに座った時に膝を曲げた状態で、足の裏が床にしっかりとつくかどうか確認をしましょう。
しっかりと確認ができたら、まずは座ってできる簡単なエクササイズに挑戦してみてください。
ボールの真上に座って膝を直角に曲げ、背筋を伸ばした状態で背中のラインが床に対して垂直になるように背筋を伸ばします。
この時、足を腰幅に開くように意識をしましょう。
感覚に慣れて座れるようになったら、手を離して10秒止め、左右10回ずつ骨盤を左右に動かしてみましょう。
バランスボールの優れた点は、ボールの上に座るだけでも体幹が鍛えられることです。
日常生活の中で椅子代わりに座るだけでも体幹を鍛えることができるので、小さなお子さんでも取り組みやすいのがメリットです。
身長が伸びない悩みを解消するには5つの栄養素を採りましょう
体幹トレーニングを続け、健やかな身体作りを目指すには、バランスの取れた食事が欠かせません。
良い食生活を送ることは、良い身体を作る材料を適切に身体に蓄えることにつながります。
身長を伸ばすために特に重要視されているのは、タンパク質、カルシウム、マグネシウム、ビタミンD、亜鉛などの栄養素でしょう。
これらの栄養素は直接的に身長を伸ばすというものではなく、骨の成長を促進することで身長を伸ばす働きがあります。
骨の両端にある骨端線が成長することによって身長は伸びますが、この骨端線を成長させるにはこれらの栄養素が不可欠です。
栄養素によっては吸収率が良くないものもありますので注意が必要ですから、料理の仕方なども工夫してみると良いでしょう。
また、毎日の食事や身長の伸び方について気になることがある場合は、専門の医療機関に相談するというのも良いでしょう。
成長ホルモンの投与をはじめとする、子どもの身長についての治療を行っているクリニックがおすすめです。
(まとめ)体幹トレーニングを続けると身長が伸びない?
身長が伸びるには骨端線に刺激が加わることが効果的だとされ、体幹トレーニングを続けることで身長が伸びないとは考えにくいと言われています。オーバーワークになると成長の妨げになる可能性があるため、適度な運動量を心がけましょう。
体幹の筋力が弱いと背骨や内臓を支えづらくなり、子どもの発育に影響が出て、身長も伸びづらくなると考えられます。インナーマッスルを鍛えることのできる体幹トレーニングは、身長を伸ばすために効果的だとされています。
さまざまな体幹トレーニングの中でも、年齢を問わず取り組みやすいバランスボールがおすすめです。遊び感覚で楽しみながら続けられ、ボールの上に座るだけでも体幹を鍛えるのに効果的です。
体幹を整え、身長が伸びない悩みを解消するにはカルシウム、マグネシウム、ビタミンD、タンパク質、亜鉛が重要視されています。もし食事内容や身長を伸び方などについて気になる場合は、専門の医療機関に相談してみるのもおすすめでしょう。