適度なウェイトトレーニングは良いですが、過度な負荷は身長が伸びない可能性もあります
筋トレとしてウェイトトレーニングを行う場合、負荷をかけすぎず無理のない程度に行うと身長を伸ばす役に立ちます。
その場合は合わせて全身運動も行い、骨端線へしっかり栄養素を届けましょう。
そして栄養バランスの良い食事を心がけ、特にたんぱく質をしっかり取れるメニューがおすすめです。
また、運動や食事の改善を行っても身長が伸びない時には専門の医療機関を訪ねると、必要に応じて成長ホルモン療法を受けられることがあります。
目次
適度なウェイトトレーニングは身長を伸ばす役に立ちます
ウェイトトレーニングは筋トレの一種で行うと身長が伸びないという噂はありますが、適度な負荷で無理なく行えばむしろ成長の役に立ちます。
なぜならウェイトトレーニングは骨に対して縦方向の圧をかける運動なので、骨の成長に必要な刺激にあたるからです。
しかし、いくつか注意すべきポイントがありますから、そちらも踏まえておくと良いでしょう。
重い物を上げ下げするのがウェイトトレーニングですが、重ければ重いほど効果が出るわけではありません。
特に子どもの場合、大人よりもまだ骨や関節が弱いためあまりに重いウェイトを使ってしまうと骨の変形や関節などを傷める可能性が高いからです。
そのためウェイトトレーニングを子どもが行う時には、専門家の元で取り組むことをおすすめします。
身長が伸びないからとウェイトトレーニングだけを続けるより、合わせて全身運動をすることもおすすめです。
たとえばバスケットボール・バレーボール・ジョギング・なわとびなどがあり、これらの運動は骨へ縦方向の圧をかけるだけでなく、曲げる・ひねる・反らすといった運動も行うため、骨端線へ栄養を行き渡らせやすくなって骨が伸びていきます。
合わせてたんぱく質の多い食事内容へ改善しましょう
ウェイトトレーニングを定期的に継続して行う時は、合わせて普段の食事内容についても振り返り改善することをおすすめします。
栄養バランスの取れた食事は大切ですが、中でもたんぱく質は積極的に取らせてあげましょう。
たんぱく質は子どもの骨を伸ばす時に増える軟骨細胞をつくるために必要な栄養素であり、ウェイトトレーニングで傷ついた筋肉の修復にも欠かせません。
しかも体内でつくることのできない必須アミノ酸は食べ物から取らなくてはならないためです。
また、たんぱく質は1日3回の食事すべてと間食でしっかりと取れるように配慮をしてあげましょう。
中でも朝食と間食はたんぱく質が少なくなりがちなので、朝食は和食にすると卵焼き・焼き魚・納豆・味噌汁などたんぱく質の多いメニューになりやすいでしょう。
間食はスナック菓子やジュースではなく、ツナや鮭などを入れたおにぎりや肉たっぷりのお好み焼きなど栄養を補えるメニューがおすすめです。
ウェイトトレーニングなど運動を続けても身長が心配になる時は受診がおすすめです
ウェイトトレーニングなどの身長を伸ばす役に立つと言われる運動をし、食事内容にも配慮していても、お子さんの身長が伸びない場合は専門医療機関を訪ねてはいかがでしょうか。
すると、専門医の診察やカウンセリングによって、お子さんにとって必要な施術内容が紹介してもらえます。
そして必要性があり効果の期待も高い場合には、成長ホルモン療法を提案されることもあります。
成長ホルモン療法とは成長ホルモン剤を投与して不足した分を補う方法で、体内でも分泌されている成分を使うことから副作用の心配が少ない安全性の高い方法です。
どのように施術を行うかと言うと、医師から指示された量と回数分注射をしますが、とても針の短い注射器を使ってご家族またはお子さん自身で投与します。
施術開始までに医師や看護師による注射の仕方の指導があるので、慣れてからスタートできるので安心して始められます。
この時使う注射の量や回数は年齢が上がるにつれて増える傾向にあることから、身長が伸びないと不安がある時は早めの相談がおすすめです。
(まとめ)ウェイトトレーニングすると身長が伸びない?
ウェイトトレーニングは無理のない負荷で行うと身長を伸ばすことに役立ちます。あわせて全身運動を行うほか、食事ではしっかりとたんぱく質を取ると筋肉の修復と成長につながります。
それでも身長が伸びない時には、専門医療機関を受診しましょう。
ウェイトトレーニングは筋トレとして行うと骨に縦向きの圧を与えるため成長に役立ち、合わせて全身運動も行うとさらに身長の伸びにつながります。ただしウェイトトレーニングでは重すぎるウェイトを使うことは避け、無理のない範囲で行いましょう。
ウェイトトレーニングを行う時は合わせてたんぱく質の豊富な食事にしてあげましょう。運動で傷ついた筋肉の修復にもたんぱく質が必要なので、成長にも使えるようたっぷりとたんぱく質を取ることが必要です。
ウェイトトレーニングをしても身長が伸びない場合は専門医療機関を訪ねましょう。そこでは必要性と効果の期待がある時に成長ホルモン療法を選ぶこともできます。
成長ホルモン療法は体内でも分泌される成分を使うため安全性が高い施術です。