子どもの身長を伸ばすにはジョギングのような全身運動を続けることです
子どもの身長を伸ばすには運動も欠かせませんが、ジョギングのような全身運動はおすすめです。
体を動かすことで全身の血行が促進され、それによって骨を伸ばす部分である骨端線の軟骨細胞がより増えやすくなるからです。
そして適度に全身運動を行ったら、夜はしっかりと睡眠を取ることが大切です。
成長ホルモンの分泌が最も盛んになる夜こそ、きちんと眠ることが身長の伸びにつながります。
しかし、運動や睡眠などを改善してもあまりお子さんの身長が伸びる気配がしなければ、専門医に相談してみてはいかがでしょうか。
目次
ジョギングのような全身運動は身長を伸ばすためにおすすめです
運動をすると身長の伸びに役立つと言われる理由は、血行促進されて栄養が全身に行き渡りやすくなることで骨端線にある軟骨細胞が増えやすくなるからです。
そのため子どもの身長を伸ばすために運動は欠かせませんが、気を付けたいポイントには同じ動きばかりにならないことがあります。
身長を伸ばす役に立つ動きとして全身を使った動きがありますが、その中で反らす・曲げる・ひねるという動きが入っていることも確認しましょう。
ジョギングの場合、有酸素運動で無理なく継続しやすく血行促進に役立ちますが、そのような動きはあまり見られないことから、ジョギング前後にストレッチをするなど動きのある運動をプラスすることもおすすめです。
ジョギングだけが身長を伸ばすために役立つ運動ではなく、外で体を動かして遊ぶことも良い刺激になるので、小さなお子さんは特定のスポーツなどをしなくても積極的に外遊びをさせてあげることで補えます。
しかし現代の子どもたちは外で遊ぶ時間が短くなりやすいため、できるだけ外へ出かけて運動させてあげる時間づくりをしてあげましょう。
十分な睡眠時間を確保して成長ホルモンを分泌させましょう
運動するメリットは夜熟睡しやすくなることがあり、この点は身長を伸ばすために大切なポイントです。成長ホルモンは身長を伸ばすよう促す働きを持っており、夜寝ている間に最も多く分泌されています。
そのため夜ぐっすりと十分な時間を眠ることができればスムーズな成長ホルモンの分泌が期待でき、その結果身長がよく伸びることになるのです。
子どもの理想的な睡眠時間は小学生で9~10時間で、年齢が上がればそれほどいらなくなるわけではなく、中学生や高校生でもこの時間に近い睡眠が取れている方が身長は伸びやすくなります。
ただ長時間睡眠を取るだけでなく熟睡できていることも身長を伸ばしたい時には重要で、これは運動すればするほど熟睡しやすくなるわけではないことを知っておきましょう。
適度な運動は熟睡を招きやすいですが、疲れすぎると体は寝付きにくくなってしまい、あまり眠れなかったと感じるようになってしまうからです。
積極的な運動などを続けても身長が伸びない時は受診をおすすめします
全身運動を行ったり十分な睡眠を取るよう心がけたりしていても、お子さんの身長がうまく伸びないと感じる場合は医師に相談することもひとつの方法です。
その場合は低身長の専門医が在籍するクリニックがおすすめで、診察や検査を受けた結果によっては成長ホルモン剤を使って身長を伸ばす施術が提案されることもあります。
成長ホルモン療法とは、不足している成長ホルモンを注射によって投与して補うことで身長を伸ばす働きを促す方法です。
そのため注射は頻繁に行う必要がありますが、何度も通院する必要はなく家庭で投与することができます。注射をお子さん自身や家族が行うことに不安を感じるかもしれませんが、使用する注射は大変針が短い物で医師や看護師の指導の元、慣れてから自己注射をスタートするので心配はありません。
また使用する薬剤の成分は、体内でも分泌されている成長ホルモンのため大きな副作用の心配がないところも安心できるポイントです。
(まとめ)身長を伸ばすにはジョギングするべき?
ジョギングのような全身運動も子どもの身長を伸ばすには必要なことで、血行促進されることにより骨端線の軟骨細胞が増えやすくなります。
あわせて十分な睡眠を夜に取ることも不可欠で、これは夜の睡眠中に最も成長ホルモンが分泌されるからです。
運動による血行促進で骨が伸びやすくなるため、積極的にジョギングなどの全身運動をさせましょう。スポーツをすることだけが運動ではなく外遊びを積極的にすることも体への刺激として役立ちます。
運動すると熟睡しやすくなるため十分な睡眠時間を取るようにし、成長ホルモンの分泌を促しましょう。小学生では9~10時間は睡眠を取ることが望ましく、年齢が上がっても長く眠る方が身長を伸ばすことに役立ちます。
運動や睡眠を十分取っても身長の伸びが悪い時は整形外科で相談する方法もあります。クリニックで診察や検査を受けた結果によって、成長ホルモン療法で身長を伸ばす提案もされるので、積極的な低身長改善に取り組むことができます。